翻訳ファイルの .mo を作るには、まず、 .po ファイルを作成する必要があります。その .po ファイルを poedit というソフトで .mo ファイルへ変換することになります。具体的なやり方を解説します。
Poedit のインストール
WordPress用の翻訳ファイル .mo を作成するには、poedit というプログラムを使います。まずは、インストールして下さい。
.poファイルの作成
.poファイルを作成する訳ではなく、.poファイルを編集して.moファイルに変換するだけであれば、.poファイルをpoeditで開いて、「翻訳」の部分を修正し、「保存」すれば自動的に更新された、 .moファイルが作成されます。
そうではなく、ゼロから.poファイルを作る場合、存在する言語ではなく、別の言語の.poファイルを作成するというニーズでしょうから、
hoge-ja.mo
hoge-ja.po
のようなファイルが既に存在しているはずです。例えば、英語の.poファイルを作成する場合は、
hoge-en_US.po
ファイルを作成することになります。ローケル情報(-jaや-en_USと言った情報)を調べるには、こちらを参照して下さい。
hoge-en_US.po
には、とりあえず、テキストエディタで
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msgid "" msgstr "" "Plural-Forms: nplurals=1; plural=0;\n" "Project-Id-Version: wp\n" "POT-Creation-Date: \n" "PO-Revision-Date: \n" "Last-Translator: \n" "Language-Team: \n" "MIME-Version: 1.0\n" "Content-Type: text/plain; charset=iso-8859-1\n" "Content-Transfer-Encoding: 8bit\n" "Language: ja\n" "X-Generator: Poedit 1.7.1\n" |
?とでも書いて保存して下さい。そのファイルを、poeditで開くと、以下のような画面が表示されると思います。
.potファイルが既に存在する場合は、上を選択し、.potファイルを読み込みます。すると、以下のような画面が出てきます。
.potファイルが無い場合は、プラグインや、テンプレートの.phpファイル一式が、パソコン内にある状態で、「ソースから抽出」を選択します。
この画面には、
- ベースのパス .
- パス .
など、.phpファイルが存在するフォルダーを全て指し示して下さい。
「ソースの中のキーワード」の項目では
__
_e
と書いておけば、大抵、問題ありません。
設定が終わったら、OKを押して下さい。.potファイル読み込みの時と同じ画面が出てくるはずです。
一旦「保存」を押すと編集出来るようになります。その時、自動的に、.moファイルが作成されます。後は、翻訳したいところへ記入していき、完了したら、保存すればOKです。保存すると、自動的に、.moファイルも更新されます。