SEOスパムを行った結果、ペナルティーを受けたドメインのペナルティー逃れの手法として、新しいドメインへのリダイレクトという方法があります。
これは既にGoogleが対策をしており、新しいドメインへリダイレクトしても、ペナルティは引き継がれます。従って、数週間もすれば、そのドメインは、またペナルティーを受けて圏外へ飛ばされることになります。
ところが、この手法の亜種が生まれたようです。評価の高い中古ドメインを購入して、そのドメインへペナルティを受けたドメインからリダイレクトをかけるという手法です。
この手法を行っている例として
http://www.toypoodle-no1.com/
のドメインがあります。元々、上記のドメインでサイト運営をしていました。「ティーカッププードル」の検索語で長い間上位に位置していましたが、SEO対策スパムを行っていた為、パンダアップデートを境に圏外へ飛ばされてしまいました。
ところが、現在では、
http://www.ipbs-edu.net/
でサイト運営をしており、「ティーカッププードル」の検索語で3位に復帰しています。
このドメインがくせ者で、
少なくとも2013年6月6日までは、海外のサイトを運営していました。
http://web.archive.org/web/20130606105643/http://ipbs-edu.net/
多分、評価が高い中古ドメインを、中古ドメイン販売業者から購入したのでしょう。
この手法は、ペナルティーを受けたドメインから、評価の高い中古ドメインへリダイレクトすることによって、その評価を受け継ごうとする明かなSEOスパムです。
今後、どのような順位になるかウォッチしたいと思います。
この手法が有効ならば、フェアでは無いですよね。是非、Googleさんには対策を取ってもらいたいものです。