ドメイン全体では、PHP7系統にしているが、特定のフォルダについてはPHP5系統にしたいという場合に使える方法です。
必要になるファイルは、以下の3ファイルです。
- php.cgi
- .htaccess
- .user.ini
以下、PHP5.6を「w」というフォルダで使う場合の設定です。
ファイルの作成
php.cgiの記述について
エックスサーバーのサーバーパネルから、サーバー情報>コマンドパス一覧を開きます。
その中の、PHP5.6(CGI)という項目のパスを使います。PHP7.0なら、PHP7.0(CGI)のパスです。
php.cgiというファイルを新たに作り、以下のように記述して保存します。
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#!/usr/bin/sh exec /usr/bin/php5.6-cgi |
/usr/bin/php-fcgi5.6のパスを使っても問題ありません。
.htaccess の記述について
.htaccessに以下を追記して下さい。フォルダに存在しない場合は新たに作って下さい。
※下の例は「w」というフォルダでPHP5.6を動かす場合の例です。フォルダが「test」なら w を test に書き換えて下さい。
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Action myphp-script /w/php.cgi AddHandler myphp-script .php .html |
.user.iniの記述について
.user.ini は、php.iniと同じ役割をします。今後、PHP5.6の設定を変えたい場合に記載して下さい。例えば、memory_limitを200Mにしたい場合は、
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memory_limit = 200M |
とかいて下さい。とりあえずは空白で構いません。
ファイルをフォルダへアップロード
上の3つのファイルが作成出来たら、wフォルダへアップロードしてください。php.cgiのパーミッションは忘れずに755へ変更してください。
これで問題無く、wフォルダはPHP5.6が動いています。
以上。
エックスサーバーで、フォルダ毎に違うバージョンのPHPを動かす方法を解説しました。